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"quants"

【クォンツ】

サブプライムショックが猛威を振るい続ける中、
"quants(クォンツ)"の存在が見直されようとしています。

クォンツはquantitativeを略した言葉で、
1980年代頃から「数理オタク」「計量オタク」
に近いニュアンスで使われ始めました。

規制に守られて閉鎖的で商品開発競争とは
無縁だった時代にはクォンツの地位も極めて低く、
いわば下請け業者に等しい存在でした。

しかし、規制緩和が進み競争が激化すると、
その真価を炙り出されたクォンツの地位は
金融業の頭脳にまで高まります。

ただ、クォンツがいくら頭脳を振り絞って
高度な金融商品を設計しても、
今も昔もそれを買う顧客である投資家は
彼等彼女らの言葉を理解できず、
商品の設計図も理解できずにいます。

このような状況が変わらないままで
市場が急拡大していったことが
サブプライムの遠因であることは間違いありません。

英国の法人税収入の四分の一を占めるロンドンシティーでは、
金融工学を無用の長物とみなし、
博士号がなくても作れる金融商品だけが
生き残ると断言するお偉方もいます。

もちろん、これは極端な発想です。
落ち目だったゴードン・ブラウン首相が
いち早く金融規制に乗り出し、
一転して賞賛を浴び続けている今の
英国社会の空気の中でこそ生まれた考えでしょう。

ただ、金融商品の種類が今より
減るであろうことは間違いないと思います。
買おうとするプレーヤーも減るでしょうし。

まぁ何より心配なのは、このような規制強化が
シティーの魅力を削いでしまうことではないでしょうか。
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